赤ちゃんの健康を願って

昨日『インナーフィジシャン』という本を読んでいました。その中に赤ちゃんが生まれる時の衝撃について書かれているところがありました。破水時、鉗子分娩、吸引分娩、帝王切開の時の赤ちゃんに起こる衝撃について書かれています。これらのことが赤ちゃんの頭にどれほど強い圧力をかけ、それがどのような影響を及ぼすのか…改めて読んでみるとその衝撃の強さと影響にお産について本当に丁寧に診ていかなければいけないと感じました。お産の現場にかかわる助産師はこういう状況を知っているのか?それは同じ現場にかかわる産科医についても同じことがいえると思います。産科医に至っては私たち助産師よりもっと医療技術を使えるので強い影響を及ぼす行為をすることができます。しかしその結果が及ぼす影響については産科、小児科的な診方では問題を見つけることは出来ないと思うのです。これから生まれてくる赤ちゃんのためにできること、それは私たち医療者が繊細な感覚で診ていくということと共にお母さんたち自身にももっと関心を持ってもらいたいと思っています。そのために皆に伝えていく努力を続けていきたいと思います。