産後の養生

昨夜イギリスのキャサリン妃が第三子ご出産のニュースが流れました。母子ともにお元気で心よりお祝い申し上げます。出産後7時間後の退院ということで日本の感覚で言うと大丈夫?と思う方も多いのではないでしょうか。仕事で海外の方と接する中で感じることはやはり人種によって身体は同じではないということです。アジア人には産後の養生という概念がありそれは長い歴史の中で経験的に培ってきたものなのだ思います。新生児訪問をしていて産後に母国からお母さんがやってきて身の回りのことをしているのは中国、韓国、台湾という国々。一方欧米のお母さんが来るということはほとんどなく、もし来ていたとしてもそれは孫の顔を見に来ているという感じです。なぜそんな違いがあるのか?それはやはり身体の違いがあるのではないかと思うのです。かつて日本にも産後の養生は伝わっていましたが今やそれはほとんど聞かなくなりました。でもやはり環境が変わっても身体は変わらず養生が必要だと思っています。日常の過ごし方、食事のとり方などもう一度考えていく必要を感じています。