お母さんの思いにこたえるために

新年あけましておめでとうございます。皆さんはどんな年明けを迎えられたでしょうか?先週からの読売新聞の記事に「親の思い」という連載がありました。母乳で育てられなかったり、早産で生まれた子のお母さんたちの思いです。このような記事でいつも言われること、それは「どれも立派な育児です!」ということです。確かに今現在戻れないことについてあれこれ言うことはなくこれからに向かっていくことには同感です。でも、助産師として医療者に向けてはそれだけではいけないと思っています。そうならないためにどうすればよいのかをもっともっと真剣に考えてほしいと思うのです。それはやっぱり自然な経過をたどれることと人工的な介入が入ることとは同じにはならないと思うからです。妊娠中にかかわるのであれば何とか早産にならず成長もお腹の中での姿勢もいい状態で育っていけるように、そしてお産にかかわるのであれば自然に安産できるような事前診断ができるように突き詰めていく精度を高めていくことが必要だと思うのです。「仕方がないよね。」で、終わらない結果を出すことを求めたいと思うのです。そしてお母さんたちにももっともっと考えてもらえるよう話す機会を作っていく必要があると思います。母と子の幸せのために大事なことを伝えていくことそれが今年頑張っていくことなのだと思います。