❝道❞を守っていくこと

最近❝相撲道❞についての考え方の違いということが言われていますが❝道❞というのは時代と共に多少は変化をしても基本的には守っていくものなのだと思っています。母は華道と茶道の教授をしていたので小さいころからお茶会に連れていかれたりお稽古をしました。弟は小学校2年から剣道を習い防具の紐を結ぶのを手伝うために稽古について行き、そして子供たちは剣道・柔道を習っていたので私の中では❝道❞というものが染みついている気がします。それは今の社会では薄らいでいるようなしきたりがあったり、上下の関係が強かったりということが残っています。でもそれを今の時代には合わないと変えてよいものなのか?というとそうではないと思うのです。❝道❞の世界を学ぶということはそのしきたりも含めてのことだと思うのです。それは近年次々と新しい資格(あくまで協会資格ですが)ができ、その資格者によるセミナーが開かれていますがそこには根底に流れる深い哲学を感じないのです。母子にかかわる分野についても何故そうするのか?ということがどんどん抜けていっているように感じます。例えばQ.おむつはいつ外せばよいのか?A.昔は早く取ろうとしていたが今は2歳くらいで。というように何故?が抜ける回答を多く見かけます。大事なことは何故?なのです。そこを語れる人が減っているということに危うさを感じています。今こそ道に通じる何故?という考え方を突き詰めていくことが求められているのではないでしょうか?