自分の身体を知ること

いつも感じることですが妊娠中のお母さん自身の身体やお腹の赤ちゃんの様子を知っているお母さんがいかに少ないことか。おそらく検診では毎回エコーを見ているはずなのに何も聞いていないのが現状です。それはおそらくドクター自身もそのことにあまり関心をもっていないからだと思います。オステを学び始めてわかったことはお腹の中にいる赤ちゃんがどんな環境で過ごしているのかということについてもっと関心を持つべきだということです。過ごしやすい環境であれば赤ちゃんは良い姿勢で育ち良い位置に入っています。それを私たちはお腹を触って確認しますがお母さんたちはエコーの後にドクターに聞いて欲しいと思うのです。それによって自分のお腹の状態がわかるからです。訪問をしていると赤ちゃんの頭の形や向きグセについての質問を受けますがそれはお腹の中からの問題です。お腹が張ると赤ちゃんはゆったりと入れなくなります。そして子宮が均等に大きくならないと膨らめる方と膨らめない方との偏りにより赤ちゃんが真っ直ぐな姿勢を取れなくなるのです。こういう視点は産科的にはあまり重視されていないかもしれません。もし気にしていたとしても実際に治す手段はないからです。でもこのようなことは身体を調整することで改善することはできます。お腹の中から丁寧に診ていくということそれはお母さん自身の身体を大切にすることにもつながると思います。