職人を目指すということ

「類は友を呼ぶ」といいますが私の周りには「自分は職人だ!」という人が何人もいます。職人とは何か?それは黙々と日々の仕事に向かい一生が修行と研鑽に励む人だと思っています。助産師という仕事はその資格を取るまでに早くて4年かかります。そして国家試験を受けて合格することで初めて助産師としての免許が交付されます。皆さんは4年という年月は長いと思いますか?短いと思いますか?日本は看護師の勉強をしてから助産師の勉強に入るため本当には短いのかもしれません。そして資格取得はあくまでもスタートラインにたったということでそこからが本当の意味での勉強だと思っています。資格を取って仕事をしていく中でどれだけ勉強を続けていくか?それには仕事の忙しさもあるかと思いますが大事なことは常に学び続けようという気持ちだと思うのです。JOPAの会長である下村先生がよく言われる言葉があります。「皆さんがもし治療にかかられる時に卒業以来一度もセミナーなど勉強に行ったことがない先生のところにかかろうと思いますか?」患者さんに真摯に向き合うということは常に勉強をしてすこしでもよい治療ができるようにする姿勢を持ち続けることだと思います。専門職と言われる資格を持って仕事をするということは常にそれを求められていると思います。最近協会資格が取れるものがとても多くなってきました。でも大事なことは資格取得ではなく本当の実力をつけることです。頼られた時にどれだけのことができる自分であるか!常に上を目指すそんな気持ちをこれからも持ち続けたいと思います。