データ解析ってそんなに正しい?

2月3日の読売新聞朝刊に‘赤ちゃんの生活1億件分析 アプリ活用 授乳や排便’という記事が載っていました。国立成育医療センターなどがスマートフォンの育児記録アプリで集めた膨大な赤ちゃんの情報を分析し、成長や生活習慣の実態を解き明かす研究とあります。中身を見ると我が子の排便回数が多いのではないかというような悩みに現状では疑問に応えられる十分な情報がなかったからと。う~ん!新生児訪問10年以上もやっているとそんなことずっと前からわかっていたけどなぁ~?データとして出ていることがそんなに大事なのでしょうか?そんなにデータ解析は正確なのだろうか?以前こんな研究がありました。『エジプトで経膣分娩で生まれた子と帝王切開で生まれた子でどちらがIQが高いか?』というものです。結果は帝王切開で生まれた子の方がIQが高かったのです。何故か?帝王切開で生まれたほうがストレスのかかる時間が少ないから?皆さんはどう思いますか?これはエジプトというところがキーワードなのです!エジプトではそもそも病院で出産できる人は裕福層だけです。裕福層は高学歴者が多くそもそも両親のIQが高い人が多いということだったのです。数字をどう読むか?情報は偏りなく分析されているのか?一律に割ってしまってよいデータなのか?数字が出てきたときは本当に確かなのかを見極める鋭い目を持たなければいけないと思っています。