乳児の就寝中窒息死

昨日からのニュースで、「乳児の就寝中の窒息死が160件で事故の多くはうつぶせの状態だった。」と報じています。それに対して消費者庁が3つの呼びかけをしています。①できるだけベビーベッドを使う。②1歳まではできるだけ仰向けに寝かせる。③乳児が払いのけられる子供用の軽い掛け布団や、乳児の顔が埋まらない硬い敷布団や枕を使う。これらのことについて皆さんはどう思われますか?誰がどう考えたのかわかりませんが個人的な感想は根本的なことを追求していない表面だけを考えた対策だと思っています。なぜならこれらは単に物理的にうつ伏せ状態の回避をしようとするだけのことであって何故そうなるのか?とか子育てとしてどうなのか?という視点が全く感じられないからです。そもそもおっぱいで育っている子がお母さんの気配を感じられず硬いベビーベッドで一人で寝るでしょうか?。赤ちゃんはお母さんの気配を感じられてこそ安心して眠れるのを引き離す必要があるのでしょうか?。それに1歳までは仰向けに寝かせるといっても寝返りができれば夜中にあちこち動き回りじっと寝ていることなどありえません。今一番大事だと思うこと、それは赤ちゃんの身体の健康です。それにはお母さんの身体がしっかりお母さんモードの身体(おっぱいをあげるような赤ちゃんがいると認識している。赤ちゃんの声や動きに反応しやすいように眠りも浅い)で赤ちゃんを育てていけること。そして赤ちゃんの身体もより健康でいられるような生まれ方、育ち方ををすることだと思います。それはどういうことかといえば同じ1ヶ月の赤ちゃんのいるお母さんでもおっぱいをあげているとホルモンの状態で身体はお母さんモードになりますがおっぱいが出ないとお母さんの身体はもう切り替わっていきます。赤ちゃんも生まれる時にしっかり身体を使って生まれること。おっぱいで育つことで気配に敏感になります。これから育っていく子供の健康な身体づくりのためにはどのような生まれ方育ち方がよいのかをしっかりと考えて行くことが本当の対策だと思います。