紹介って難しい

新生児訪問をしていると「どこかいい小児科を教えて欲しいのですが?」と言われることがあります。気持ちはわかるのですがこれはなかなか難しい問題です。一番の理由は新生児訪問は市の仕事なので特定の小児科をいい小児科として紹介するわけにはいかないということですがそれ以外にも難しいことがあります。それは助産師として《いい小児科》と紹介するには本当にその小児科医のことを知っていて考え方や診断力や治療の仕方も知らなければいけないからです。よく評判のいいところはどこか?と聞かれますがこれも評判が良いところが必ずしもいいところか?というとそれは疑問だと思っています。それはまず愛想のいいかどうかで印象は変わります。また赤ちゃんの体重増加に細かい医師と何も言わない医師とどちらが良いと思いますか?これはどちらの場合も良い悪いの判断はできません。それはどちらの医師もどれだけその子の成長を正確に判断できているか?ということがわからないからです。紹介するということは直接相手を知っていて考え方や性格やもろもろをよく知っていることが大事だと思うのです。助産師として頼られた時に幅広くより高く正確な情報や知識や技術を提供できるためには日々研鑽を積むことが大事だと思っています。そしてその上に本当に信頼できる紹介先を持ちたいと思っています。