いろいろな選択

仕事の中でどう判断したらよいのかわからない?ということを相談されることがあります。例えばやっぱり母乳で育てたほうがよいのか?ということです。母乳で育てることとミルクで育てることは何がどう違うのでしょうか?そしてそれは誰に聞いた答えなのでしょうか?今やわからないことの答えはネットが頼り!という人も少なくありません。お母さんの口からまず出てくる言葉はネットで調べてみたんですけど・・・という言葉です。家にいて手軽に調べられるという点ではネットはとても便利だと思います。でもネットでの答えには何故そうなのか?という理由付けが浅い感じがしています。母乳とミルクについても産科医と小児科医、もっと言うと小児科医でもNICUのような小さな赤ちゃんを診ている小児科医と普通の小児科医では考え方が違うと思います。それは母乳で育てなければならない切迫度が違うからです。また栄養士さんでも保健センターなど公共の施設の栄養士さんと乳業会社から派遣されてきている栄養士さんでは立場が違います。助産師でも今まで母乳外来などで継続して経過を診ている場合と入院中だけでのおっぱいしか診ていない場合でも予測のつき具合は違うと思います。何故そうなのか?その理由がわかれば判断することもできると思います。判断に迷うときは信頼する人に意見を求める、あるいはどういう立場の人に相談すべきかを考えて相談するということが大事なことだと思います。そういう意味でも信頼できる相談相手を見つけておくというのは大切なことだと思います。