誰のために?

今朝の新聞に”保活”の記事が載っていました。保育園に入りにくくなっている中どうやって保育園に入るかというセミナーをやっているとか。保育園に入るためには1歳児よりも0歳児のほうが空いている枠は多い。とか優先的に入るためには今の仕事を休職や転職はせずに続けることとありました。それを読んで感じたことは確かに今保育園に入れないことは大きな問題ではありますが、そのために育児休暇を短くすることや就業時間の長い仕事を続けることにおいては一度立ち止まって考えてみることもありなのではないかということです。それは今子供と暮らす普通の日常がどんどん減っていることと、子供といたくないお母さんが増えているような危機感を感じているからです。確かに子供の声がうるさいと保育園や学校に苦情がいったり、引越しをする羽目になったりと子供を取り巻く環境はいいとは言えません。でもそれよりも最近お父さんやお母さんの判断基準や価値基準が子育てにおいても時短や効率を重視してきている印象を受けます。育児というのは本来そうした基準では測れないものだと思います。大切なものは何なのか?違った価値観の世界もあるのだということを知って子育てをして欲しいと思うのです。お休みの日に家族でどこかに出かけるのもありですが、何もなくただ普通にご飯を食べガヤガヤと一緒に過ごすという時間も楽しいと感じられるような子育てをして欲しいと思うのです。