オキシトシンというホルモンを知っていますか?

皆さんはオキシトシンというホルモンを知っていますか?オキシトシンはお産の時に子宮を収縮させるホルモンです!そんなオキシトシンですが別の顔は愛情ホルモンだということです。オキシトシンが分泌されて陣痛が起こり赤ちゃんが生まれると今度は母子の愛着形成に関わる重要なホルモンです。その効果は産婦さんがお産の時にいてくれた人みんなを好きになってしまうほど強いものです。そんなオキシトシンですが産婦さんがリラックス出来る状態でないと十分に分泌されません。つまり環境が悪いと陣痛が遠のいてお産がなかなか進まなくなってしまうのです。フランス人の産科医であるミッシェル・オダン医師はお産の時の環境の重要性と合成オキシトシンの使用について警鐘を鳴らしています。それは産婦がリラックスできない環境でのお産が促進剤使用を増やしその結果産婦自身のオキシトシン分泌が十分に行われないことにつながりその後の愛着形成にも影響を与えると。将来自身のオキシトシン分泌が十分に行えない産婦の増加につながるのではないかとしています。陣痛の発来には胎児がスタートをかけると言われておりその後の陣痛の調整はお母さんと赤ちゃんがお互いの状況に合わせてコントロールしています。陣痛を強めたり弱めたりそんな微妙な調整を妨げないためにも生まれたあとのしっかりとした母子の絆を強めるためにも自然の力を最大限発揮できる身体と環境を守ることが大切だと思います。