子供がまだ小さかった頃先輩ママの看護師に「母親は娘より息子のほうが可愛いって言うけど何故なんでしょう？」と聞いたことがありました。それに対して彼女は「仕事帰りに電車から降りたら雨が降っていて家にいる娘に『傘持ってきて！』って電話するでしょ。すると娘は『なんであたしが持ってくの？今～してるんだから！』と言って持ってきてくれない。でも息子は『なんで俺が行くんだよー』と言っても持ってくる。そこの違いかな？」と言われました。この話は当時はそんなものかと思っていましたが今は実感としてわかるようになりました。訪問に行っていると夫が実家のお母さんの言うことばかり聞いているとか買い物にはいつも三人で行くことになるというような話をよく聞きます。大人になっても母息子関係は子供の時と変わらないのかもしれません。そんな愚痴も男の子が生まれると話が少し変わってきます。「男の子って可愛いですねえ！義母と夫の関係がわかる気がします。」というように夫に理解を示してくれるようになるお母さんが多いようです。そして大きくなっても母にくっついてくれる息子は羨ましいと言われます。親子といっても母娘父息子と言う同性同士と、母息子父娘と言う異性同士では単に性格の違いだけではない親子関係があるようです。そんな違いをイライラせずに楽しめるのも子育ての幸せだと思っています。