丈夫な身体をつくるということ

丈夫な身体をつくるとはどういうことなのでしょうか?母乳で育てたほうが良いと思っているという理由の中でも免疫力が高まるからという声をよく聞きます。私自身が丈夫な身体をつくるために一番いいと思うことは産道を通って生まれてきてその後いつもお母さんとくっついておっぱいを飲むということです。おっぱいに含まれている免疫と言う前にどのように生まれてきたかによっても違ってくるのです。そもそも無菌状態であるお腹の中から外に出てくるときに赤ちゃんはたくさんの菌と出会います。産道を通る場合それはお母さんの身体にある菌ですが帝王切開では手術室にあるお母さんとは無縁の菌と最初に出会います。お母さんの菌はそれに対する抗体をおっぱいを吸う時に乳首を舐めることでもらえますがお母さんとは無縁の菌についてはお母さんは抗体を作れません。無縁の菌を倒すには抗生剤を使うことになります。(そこから赤ちゃんは抗生剤を使うことになります。)その後も何か病原菌が出てきたときお母さんの身体は次々と抗体を作っていきます。このようにお母さんからの助けももらいながらおっぱいに含まれる抗体も飲んで身体を作っていきます。その他おっぱいの方が便の回数が多く胃腸に入った病原菌を早めに排出することになります。今抗菌商品がたくさんありますがそれらを使っていく前に菌に打ち勝つ強い身体をつくるということも考える必要があると思います。