ネウボラって知っていますか?

皆さんはネウボラって知っていますか?最近虐待防止や少子化対策ということで国がすすめているフィンランド生まれの制度です。妊娠中から就学までの期間同じ担当者が受け持ち定期的な健診や相談に乗るシステムのことです。全国で講演会が開かれすでに導入し始めている市町村も出てきています。しかし私自身はこの動きに疑問を感じています。それは今の社会において一番気になっていることは‘まずはなんでも専門家に聞かなければ!’という雰囲気です。それを助長しているのはTVCMであったり~アドバイザーや~コーディネーターなどの肩書きが溢れそれらの肩書きを持った人たちが雑誌やTVなどでコメンテーターとして取り上げられていることだと思います。わずか数日で取得できるそれらの養成講座や資格取得の講座もたくさんあります。このような講座で取得した資格であっても専門家と呼べるのでしょうか?子育てにおいても親になるための講座があったり勉強会もたくさんあります。その人にどれほどの幅広い知識や経験があるのかもわからないままに肩書きがひとり歩きしている。そういう風潮の中でお母さん自身が自分で考えるよりもまずは相談してみないとという不安な気持ちにさせている気がするのです。ネウボラそのものが良くないと言うつもりはありませんがそれよりももっと、お母さん自身が自由に自分の考えで子育てし仲間を作っていくということへ繋げる最初のきっかけを作ること、その働きかけを考えたいと思います。先輩ママとどう知り合うか仲間のママとどう付き合うかそんな場所を提供し、たまに専門家に意見を求めるくらいの方が良いと思っています。