災害の時に

熊本での地震では甚大な被害が発生し、心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。

21年前の阪神淡路大震災の時、私は次男出産の入院を明日に控えている身でしたので、あれが東京で起きていたらどうなっていただろうと我が身のこととして震災を感じていました。新潟中越地震の時は助産師学校の同期が小千谷で病院勤務をしており、東北の時は仙台に同期がいてと助産師としての経験談も聞きました。東日本大震災の時は大宮のスーパーアリーナに避難された方達がおられ、埼玉県助産師会も避難されている妊婦さんを回ったり、県内の産科への検診に付き添ったり産後は助産所で入院受け入れをしたりと協力をしました。

このような時みなさん大変なご苦労をされているとは思いますが、ご高齢の方や身体の不自由な方、妊娠中や小さなお子さんを連れている方はさぞ大変な思いをしていらっしゃるだろうとまさに心が締め付けられます。普段通りの生活が送れている時には特に気にすることのないようなことでもより大変になってしまうことがあるのだと。おっぱいかミルクかということでも状況は変わってくると思います。おっぱいならとにかくお母さんの食事と水分確保休息が大切ですが、ミルクであれば清潔な水とミルクの確保それを沸かすもの、哺乳瓶とそれを消毒する必要が生じます。水を探し、ミルクを探し、と一日に何回もの授乳のための準備はさぞ大変なことだろうと思うのです。今、直接現地に行くことはできませんが埼玉からできる援助をしていきたいと思います。